男子に全く免疫の無いお嬢様中学生が、いざ転校先で男子を目の前にしたらどうなるか?まずは普通ではいられないだろう。そして男子軍団からもの珍しさに取り囲まれでもしたら…さあ大変である。その後は色々とお決まりな展開が予想されるが、結局のところ男子の誘いは受け入れられず、押し問答が続いた果てに”つれない女”と見なされて近寄り難い存在になってしまうのがオチかもしれない。その流れに従えばやがて男子達から疎外されて敵対する関係になりそうである。
でもそれなりの容姿であるならば、その要素だけで好意を持つ単純な男子も居ることだろう。ああ青春とは単純なものである…。やっぱり学園物には多少なりともラブコメ要素が無いと面白くない。実にお約束な展開だが、こればかりは素直に受け入れざるを得ないようである。
ところで画面演出的には2Dドットのアクションのみで貫き通すため、1枚絵多用のベタなサービスショットは一切無い。残念と思ったならばめんぼくないが、さもなけければマップと歩行グラの開発に多大な時間をかけることもあるまい。
亜紀はお嬢様とはいえ、創作物ではよく居る「高笑いを連発する高慢チキでツンデレな大富豪令嬢」とは異なる人種なので悪しからず。「至って普通の外見でも育ちのよさそうな風貌」といった感じか…!?ならば「おとなしくて真面目そうな優等生タイプ」と言った方が早い。
優等生ではありがちなメガネ属性は無いが、このご時世にこんな子が近眼でないのは奇跡的…というかあり得ないような気がする。よって「普段はメガネをかけていないだけ」か「コンタクトを使用している」という設定はあるかもしれない。いずれにせよ1.0未満の視力であることは確かである。
幼稚園からずっと私立の一貫校に居た女子となると、果たしてそれまでは一体どんな学校に居たのか?共学というのも考えられるが、亜紀はいわゆる”お嬢様学校”に通っていたのであった。となるとずっと”女の園”に居たことになるわけで、転校するまで男子との接点は全く無かったことになる。これがまたえらい展開を予想させてしまうが、バトル全開のRPGだからこそ、この方がずっとシナリオを組み立てやすい。
学園物の創作物の主人公には、親が全く登場しない摩訶不思議な作品も意外に多く見受けられる。設定がはっきりしている理由としては「海外に出張している」「生きているけど行方不明」「既に死別」といったものが多いが、設定があいまいだったり単純に登場しなかったりと、作者の都合で主人公も色々な境遇に晒されているものである。学校に通うだけでもそれなりの学費を払わなければならないのに、全く親が居なかったら一体どうやって暮らしているのだ…!?
次回作での亜紀は母:紀子と二人暮らしである。書き忘れたが亜紀は一人っ子である。離婚時にテッシーから慰謝料をふんだくったようだし、まだ義務教育段階なので一応生活はどうにかなっている。紀子はそれまで専務夫人という立場の専業主婦で裕福な暮らしをしていたが、今はそうもいかない。かくしてゴルフ場でキャディーとして働いているが、今まで客の立場だっただけにその思いは複雑である。ストレスで酒の量も多くなり、浪費癖もあって亜紀とはしばしば対立する日々である。このままでは慰謝料が尽きるのも時間の問題か…!?
元私立のエリートだった主人公が何故負け組に転落したか?そういった過去は最初に謎のままにしておいて、本編を進めていく過程で徐々に明かすという作品も多い。だが、次回作では過去にサイト内で色々と書いてしまっていたので、今更謎にしておく必要も無い。というわけでここからは主人公:亜紀の生い立ちや各種設定を織り交ぜながら進めることにするが、「Made in GAPAN」ではマップ内のキャラの台詞にも少しばかりヒントがある。
亜紀の名字はMade in GAPANでは「清水(しみず)」だが、これは母:「紀子(のりこ)」の名字である。実は転校する前は「勅使河原(てしがわら)」だった。となると「テッシー」と名乗るおっさんと名字が同じだが、この人が亜紀の父親である。テッシーは大学の先輩である「美並(みなみ)」と共に首都・大都の津倉島(つくらじま)にコンピューターソフトの開発会社を設立し、小さい会社ながらも確かな実績と信頼で堅実に収益を得ていた。言わば亜紀は”専務令嬢”だったわけである。
やがてその会社が周辺の敷地もろとも大企業に買収されることになった。手段を選ばない執拗な買収工作に美並はとうとう屈したが、テッシーは買収先への転職を頑なに拒否して会社を去ることとなった。不景気の折で転職もままならない果てにNPO法人へ行き着くも、それまでの収入は激減して家庭は崩壊、紀子と亜紀は大都を離れることになった…。
少々引っ張ったが、次回作の主人公は「亜紀 (あき)」…名前からして女子である。「Made in GAPAN」の中では高校生だが、過去の中学時代にさかのぼった物語となる。サイトでは幻となった2000版「盈虚都市」のコンテンツが過去にあったのだが、そこには色々な設定が書かれていた。次回作が具体化するまで休止中だが、企画が進行すればやがて復活するかもしれない。
かくして主人公は女ということになるが、これはどういういきさつで決まったか?…実は「何となくそうしたかったから」としか答えようがない。ただ、普段数多く見ているアニメの影響は多々あるかもしれない。
最近の学園物ではやはり狙っているというのか!?女子が戦う作品が多い。無駄にサービスショットを乱発しているとわざとらしくも思えるが、何より力任せな汗臭い男のバトルとは違った、力に頼らない華麗でスマートな感じのバトルが面白いのである。そして何かの信念を背負って戦い続ける乙女達がまたかっこいい。ただ、男から見れば男子が何だかあまりにもひ弱で情けないぞ〜!と思うのであるが…。次回作の次では男子にも頑張ってもらうことにするか…!?
RPGとは元来プレーヤーが主人公になり切るゲームなわけで、主人公を男にするか女にするかというのはそれなりに重要かもしれない。もっとも作者のRPGプレー経験では、主人公が男だろうが女だろうが関係なくハマるというのが事実であった。主人公がプレーヤーと同性の方がキャラになり切りやすいというのはあるだろうが、異性のキャラになり切るというのもそれはそれで面白いものである。とはいえ男にとっては、乙女色が濃過ぎる作品だとイケメンキャラの台詞や行動に引いてしまうことも多々あるのだが…!?
往年の頃よりコンピューターゲームのプレーヤーは常に男が先導していた印象が強いし、開発スタッフも理系に強い男の比率が高いのはある程度想像できる。よってRPGの主人公も男である場合が多く、ヒロインが影で見守っているパターンが多い印象を受ける。
だが今となっては、そういった性別に関してはもはや偏りは無くなったかもしれない。ツクーラーの男女比率にも偏りは無い印象を受ける。そもそもツクーラーはRPGをプレーした上で自作したがる衝動に駆られるのが普通だから、となればRPGプレーヤーの男女比率の差も似たようなものと考えてよかろう。
かくして次回作の主人公は男か女か?というのが気になるところだが、それ以前に主人公は既に決まっている。16規格素材体感ソフト「Made in GAPAN」のどこかに出ているが…?
別に元私立のエリートだろうが平々凡々な人間だろうが無関係で、転校生は初日から教壇という”お立ち台”に立つこともあり注目を浴びるものである。そして中学生ともなれば多感な時期なわけで、それでいて時代と共に”進んでいる”とか言われる年頃である。となると、まずは容姿端麗ならば即刻クラスメイトの注目の的となるだろう。そうでなくともどんなに醜かろうが、最低でも一人ぐらいの気は引くのではなかろうか…!?
転校生という設定は学園物では定番だが、”フラグを立てる都合”があるため、その対象者はほぼ例外なく美男・美女という設定である。更にスポーツや勉強が人一倍できるというのがよくある設定だが、逆に落ちこぼれや不良やドジっ子といった”属性”もプレーヤー(読者)の気を引くから不思議なものである。とはいえやはり男女を問わず容姿端麗でなければフラグは成立しないだろう。
創作物における転校生は、またしても現実には「こんな奴いねぇよ」…な設定が多い。それが定番なのだから、ひねくれることなく素直に従っても何ら問題無いだろう。てか2Dの歩行グラなら顔は騙せても、醜い顔を文章ウィンドウに毎回載せるのは作者でさえ気が引ける…。かくして主人公は、特に全校生徒が注目するわけでもない”普通の容姿”とする。
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