感傷
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阿呆に生まれるのではない。阿呆になるのだ。
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| もブログ | 19:57 | comments(6) | trackbacks(0) | TOP↑

左下の小さいやつが気になります。
生まれて初めて前方後円墳の写真を見た時から、頭蓋の暗いところでこの秘密めいたシンボルが大地とともに立ち上がり、天高く屹立して、あたかも蜃のごとく虹色の気を吐いて神経を圧迫するのであります。
前方後円墳というけれど、写真ではたいがい円い方を上に向けて写っている。
御不浄のサインみたいな、図案化した人間の姿みたいに見えます。
四角と丸という単純な形の組み合わせで人間みたいなものが出来、それはうずたかくなった鍵穴の形を暗示し、あるいは古代人が考えた魂の形なのか、魂の家を指し示す地図なのか、春先の室内を飛ぶヒメマルカツオブシムシのように小さな妄想の風船は限りなく、痺れとまどろみの中を白色光に射られながら、執拗に上昇をはかるのであります。
| いろいろ | 23:26 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑
不義理している皆さんすいません。
日頃の悪行に耐えかねてか、首が回らなくなってしまいました。
ぜにかねの話ではなく文字通りの意味で、です。
ある朝目を覚ますと、頭部と肩の間に重大な緊張感があり、首が断崖の上に架けられた鉄橋のようにきしみ、恐ろしく張りつめた感じがするのであります。頭を動かすと違和感があり、気分が悪く、朝食もあまり食べられません。しかも誤って丼一杯のコーンスープを作ってしまいました。
寝違えたのかもしれないと考えつつ出勤したのですが、職場に着くと酷い頭痛が始まって起きてもいられぬ塩梅。休憩室の椅子にまろびながら、思い起こせば今週はずっとこんな具合であった。熱が出たでもなく、感冒でもなさそうだし脳出血でもないだろう。これは妙な感じだと思って、ちょと中座さしてもらって、医院に行くと「けいわん症候群ではないか」という。強そうな名前だが私はかなり弱っている。
頚腕症候群は、日がなPCを見つめて生きる職業によくある状態だともうします。
驚くべきは、私の頭痛は筋肉の緊張によって、自らの頭部を締め付けることによって生じていると、いうような話を医師がしたことであります。自分を締め付けて苦しめているのは自分であり、それと知らぬうちに力を込めながら、どうすれば緩められるのかと問う。そういう不条理劇が。
柚子の葉の上で、腿にたんまりと花粉をつけたミニサイズの蜂が横転しました。
3頭ばかりいた柚子のイモムシはみな鳥にくわれました。
クスノキの葉むらからパリパリという張りのある音が常に聞こえてきます。
アオスジアゲハのイモムシが太っているのであります。彼らは一枚の葉を食べ尽くすとおもむろに向きを変え、新しい葉を探しに木の奥へと入っていきます。暗がりの中で白々としたいぼ足が順番に着地を繰り返し、最後に尻を引き寄せながら、着々と距離を稼ぐのであります。
| いろいろ | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑
「つるの剛士は、あれで事務所から、月給3万円ぐらいはもらってるのかね」
「もう少し多いと思うよ」
と私は答えるのだった。
| いろいろ | 21:47 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑
4月1日になると私は脳内で、Yahooのヘッダー画像が「ロゴの左側に国防色を呈するロケットらしきもの」「ロゴの右側に激やせした将軍」のドット絵を配したものに変わったところを強く想像。
さらに、「華々しくロケットの噴射が始まったものの飛ばないなあと思っていたら15秒ぐらいで急激に火勢がダウン。やがてしょぼい煙を出しつつロケットが横転してバラバラに分解、激やせした将軍が『だめだこりゃー』と真っ青になって絶叫する」ドリフ的カタストロフの光景を漫☆画太郎のタッチで脳内に強く映写。
4日、空に飛んでいる旅客機かなにかの音を聞き、大浦洞が見えると思い空を見上げるバカの仕草。見上げて見えたら、それめちゃくちゃ低いですよね。
また、脳内に登場する大浦洞の想像図が異常に大きすぎることにこのころ気づく。
東京タワーぐらいある。
5日、ごはんを食べている間に大浦洞が通過。
テレビやネットを見ていないとかなりいろいろなことをキャッチしそびれます。
| 寝言・妄言 | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑
数年来、もしかしたらもう少し長い間、繰り返し訪れてくる夢がありました。そこには薄暗い空間があり、雑然としまい込まれ埃じみた物事の合間に、布をかけた鳥かごをいつも見いだすのです。
私は自分が小鳥を飼っていたこと、それを長い間忘れ去っていて何の世話もしていなかったことを急に思い出し、驚きと恐ろしさで飛び上がりそうになります。かごの中で鳥は死んでいるに違いないのです。意を決して布を上げてみると、中にはたくさんのセキセイインコがちゃんと生きていて、止まり木の上で眠っています。
大慌てで小鳥に水をやろうと台所に行ったり、餌を買おうと外に出たりするのですが、どうもそこらへんから景色が混沌としてきて目的の場所にどうしてもたどり着けません。
何年かたつうちに私は要領を覚え、小鳥に与えることができるようになりました。餌も水も家の中に必ずあることがわかったのです。インコは目を覚まして餌入れに下り、食べたり飲んだりするようになったのであります。
この夢を見なくなってからだいぶたつのであります。
久しぶりに夜、小鳥の姿が出てきました。
私のインコはかごから出て飛び回り、遊んでいます。その鳥はすべての育種を集めたような色をしていて、青くもあり、緑でもあり、斑でもあり、色も模様も刻々と変わりました。ヒナであり、成鳥であり、雄であり、雌であり、あらゆる仕草と鳴き声があったのです。私もまたあらゆる飼い主の姿をしていました。
すべての飼い主の愛鳥であるそのインコはやがて死にました。彼は流星のように決然と光り輝いて、しかし地上から高みへ、もと来たところへとまっすぐに帰っていったのであります。
| インコ神楽 | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑
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どくだみの「だみ」って何だ。
jpegの「ペグ」って何だ。
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鳥羽水族館で生まれたアザラシは「きなこ」という名前に決まったという。
豆のパウダーという意味だ。
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バッグの中でラッシュアワーを通過したメロンパンが、厚さ3センチのいびつな何かに変わった。
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朝青龍と白鵬が仏像のモデルになるというニュースを聞いたとき、脳に文字化けした手紙が着いたような感覚があり、ビープ音が鳴り始めた。だが脳は張り切って1分でカツ丼を作った。湯気の向こうに寺の門が見え、門の両脇には稽古まわしを締めた二人の横綱が素で立っている像があった。しかもよく見ると、両方とも朝青龍だった。それ仏像じゃないよ?と気がついた瞬間、頭蓋の中は再び真っ暗になった。
| いろいろ | 22:40 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

最初から説明するよ。
少し前のヤッフーニュースに「タイのサグラダ・ファミリア」と渾名される寺の話題がでていました。本来のサグラダ・ファミリアはスペインにあり、特異な外観を持つキリスト教会で、更には、19世紀末に着工して未だ出来ず。あと何百年か建築が続くといわれる超長期事業なのであります。
「○○のサグラダ・ファミリア」という表現は、私の耳にはですが、ある個人の想念を連綿と積み上げた奇っ怪美麗なるケイオティックな体系という響きがあり、物質化していなくてもかまいません。人と話していると、その人の考え方や感じ取り方が、その頭上に特異な外観を持つ大伽藍を構築しつつあるという妄想がわくときがあります。この人はサグラダ・ファミリア持ちだなと思うのであります。
タイの寺は、宗教建築であるという点、そしてデコラティブである点でどことなくサグラダ・ファミリアでした。木造ですが、30年近く作り続けているそうです。
ヤッフーからは、それについて詳しく書いたblogがありとリンクが張られていて、飛んでみると「タイの地獄寺特集」というリストのあるページにつきました。いや、リストの下には確かに「タイのサグラダ・ファミリア」に関する記事が出ていたはずです。しかし私は地獄寺のリストに邁進してしまいました。
地獄寺とは境内に地獄の様相を描いた展示物を置いている寺のことでした。タイの寺にままある様式らしく、多くは等身大程度のコンクリート像によって刑罰の様子を表現しています。内容は非常に残虐で造形はやや稚拙、極彩色の立体的な殴り書きとでもいうものすごい光景なのです。残虐性と造形的な稚拙さとのマリアージュによって、洗練された表現には絶対に見られないむき出しの暴力性がうまれ、それは熱帯の日差しのように激しく燃えながら放射されているのであります。
地獄では何が行われるのでしょうか?
私は地獄に興味を持ちグッグルに尋ねました。八大地獄というアイデアがあり、罪が重くなるほどより下層の、より強い地獄に行く。その度ごとに刑罰の残虐さと刑期の長さは大胆に加速し、想像力の限りを尽くし、ついにはその埒外に飛び出して、目眩のするようなインフレの極北をさらけ出すのであります。
八大地獄の最下層に位置するのは阿鼻(無間)地獄という。ここに落ちてくるまで、二千年間の自由落下を経なければならない。十六個のサブ地獄があり、そのひとつ「星鬘処(せいまんじょ)」についてWikipediaはこう描写している。「正方形の地獄の、二つの角に大きな苦しみがある」。シュールレアリスム。それは美しい詩だ。
| いろいろ | 22:11 | comments(8) | trackbacks(0) | TOP↑
禁煙して2年3ヶ月ぐらいたちました。
どうかと申しますと、喫煙の習慣は止滅したという気がいたすんでありますが、それはアクセスの途絶であってアクセスする方法もあればプログラム自体も残っているという感じなのです。ボタンを押せば前と変わらず動き出すでしょう。
欲望がいなくなったあとも好奇心が時折こっそりと巡回に訪れ、利発そうな顔で「どうですか?」と聞きます。あなたはもう抑制の効く人間なのだから、暴力的な欲望に捕まることなく、私とともに危険な領域で観光旅行することができるのだ。そういう奴の蹄(ひづめ)はしかし、黒く尖っているのであります。
久しぶりに「吸ってしまった夢」を見ました。
煙があまりに口からわき出すため、煙草を吸っていることに気がついたのです。
煙は白く濃厚で、何の味もせず、ただ濃密な雲のように口中に膨らんでは吐き出されました。
吸っても吸っても煙草が減らず、いくら灰を落としても長いままです。
もみ消そうとしてよく見ると、火さえついていないのです。
長い煙草は灰皿の上でグニャグニャに曲がり、細切れの葉がたくさんこぼれ落ちるのでした。
かすかにたき火のにおいがしました。
| 禁煙日記 | 21:44 | comments(6) | trackbacks(0) | TOP↑
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